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留学体験記:TESSⅡ Western Carolina University

2024年10月28日NEWS

留学体験記(TESSⅡ)秋山未来
留学先:Western Carolina University(ノースカロライナ州、アメリカ)
留学期間:2022年8月~2023年5月

留学のきっかけ

私が長期留学に興味を持ったのは、高校一年生の時にアメリカでの2週間のホームステイを経験したことがきっかけでした。もともと英語が好きで海外に興味があったため、アメリカでのホームステイに参加しましたが、そこで自分の思いを上手に伝えられないもどかしさを感じ、もっと英語を話せるようになりたいと強く感じました。それ以来、長期留学に興味を持つようになり、長期留学が可能なNUFSを選びました。また、両親にできるだけ金銭的負担を掛けたくなかったので、TESSでの留学を目指し、大学入学後はTOEFLの勉強に励みました。大学2年生の後期に奨学金を受け取り、10か月の留学を実現させました。

留学先について

私が留学していたのは、アメリカのノースカロライナ州にあるウェスタンカロライナ大学という場所です。自然豊かな場所で、四季の移り変わりを肌で感じることのできる素敵な環境でした。一方で公共交通機関がほとんど発達しておらず、アメリカが車社会であることを実感しました。大学の外に出るには、友人の車に乗せてもらう必要がありました。
多くの人に助けられながら過ごした日々でした。普段は大学内の寮で生活し、食事も大学内のカフェテリアでとっていました。
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留学前とのギャップ

私が留学先で一番感じたのは、他の国から来た留学生との英語力の差でした。私の留学先の大学には世界中から留学生が集まっており、その多くは英語「を」学ぶためではなく、英語「で」学ぶために来ている学生たちでした。留学を始めた当初、そんな学生たちと自分の英語力を比べてしまい、自信をなくすこともありました。SNSでよく目にするキラキラした留学生活はほんの一部分を切り取ったものであることを痛感しました。それでも、「やらずに後悔するよりやって後悔しよう」というモットーを胸に、クラブ活動や留学生イベントに積極的に参加するように心がけました。
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留学先での講義について

〈前期〉
最初の学期は語学の授業を受講しました。クラスメイトは私を含めてたったの3人。人数が少ない分、先生との距離がとても近く、毎回の講義が非常に濃密なものでした。四技能をバランスよく伸ばす講義でしたが、思っていたよりもレベルが高くなかったため、前期も現地の学生と同じ授業を受ければよかったと少し後悔しています。

〈後期〉
後期は現地の学生と同じ講義を受講しました。私が受講したのは「栄養学」「プログラミング」「広告デザイン」「エアラインビジネス」の4科目です。NUFSでは受講できない分野にも挑戦したいと思い、さまざまな学部の講義に挑戦しました。その中でも特にエアラインビジネスは私にとって非常に興味深い科目でした。NUFSで1年次に受講していたエアライン概論で学んだことを活かし、日本の航空業界を日本の外から俯瞰視することができたと感じています。また、アメリカの航空会社で実際に勤務している客室乗務員の方から直接話を聞く機会があり、客室乗務員を目指している私にとって自分の将来を見つめ直す良い機会でした。

留学を終えて...

ありきたりな言葉になってしまいますが、私にとって留学は「夢のような時間」そのものでした。楽しいことだけでなく辛いことも多く、日本に帰りたいと思ったことも何度もありました。自分を見失い、自分が嫌いになり、自分の夢に自信を持てなくなったこともありました。それでも、多くの人と出会い、支え合い、時にはぶつかり合いながら、充実した毎日を送ることができました。すべてが今の自分を形作る大切な思い出です。留学を通して出会ったすべての人、そして文句一つ言わずに応援し続けてくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいです。多くの人に助けられた一年でした。私は一人じゃないと感じた一年でした。語りきれないほどの経験をたくさんすることができ、本当に充実した留学生活でした。
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春からは日系の航空会社で客室乗務員として働く予定です。今度は一人でも多くの人が世界で夢を叶えるための架け橋となりたいです。