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留学記:UNIVERSITY of NORTH CAROLINA at CHARLOTTE

2017年03月23日NEWS

世界教養学科一期生の後藤康貴くんが、留学記を届けてくれました。 後藤くんは、2016年9月から、合衆国のノースカロライナ大学シャーロット校(University of North Carolina at Charlotte)に留学し、学部の授業を受講しています。 日本とは違う環境に身を置くなかで、試行錯誤しながら得難い経験をつんでいる様子を、ぜひ読みとってください。

世界教養学科では、今後も、学生目線の留学記をアップしていく予定です。 留学生活を通して、世界教養学科の学生が成長していく様子を、多くのみなさんに知ってもらえればと考えています。


留学記
―UNIVERSITY of NORTH CAROLINA at CHARLOTTE

はじまり

留学先が決まり、少し不安を感じていたとき、名古屋外国語大学で留学生交流会が企画され、留学生やこれから同じ留学先に旅立つ仲間たちと出会いました。 そのあとの時の流れは、留学前とは比べ物になりません。

暮らし

留学先のノースカロライナ大学シャーロット校で、普段は、ルームメイトや留学生と話したり、学食に行ってご飯を食べたりしています。 それが普通にこなせるまでは、わかったふりをしてその場しのぎの会話をしていました。 というのも、まず、英語が聞き取れない。また、考え方の違いによりそもそも理解しあえないことも。 さらに、しっかりした内容が話題になることもしばしば。 そのため、長い間苦しみ続けていましたが、海外からの留学生の友達と旅行に行き、その後も、よくいろいろな所へ遊びに行くような仲になり、いつの間にか英語にも馴れ、ストレスが徐々に減っていきました。 時間を上手く使い、自分のことにも時間をかけ、充実した生活を送れるようになりました。

授業

正直に言って、日本と同じで、授業に行くのは面倒に感じるときもあります。テストもあるし、テスト勉強なんかせずに遊びたい。こちらの大学での友達もみんなそうです、やはりみんな人間ですから。でも行かなきゃいけないので授業に出ました。出てみると、日本人の英語力の低さを目の当たりにし、学部授業なんてとるべきじゃなかったのかなと思ったりもしました。でも、授業に出てみれば、なんとなく内容がわかるし、日本の授業と違った環境のなか、リスニングの練習をしているような状態で、とても勉強に励んでいる感じがして、結構好きになりました。最初の学期は、大人数で行う授業と、少人数のドイツ語の授業をとっていたのですが、どちらもなかなか活気があります。大人数のクラスでは友達は作りにくいですが、ドイツ語の授業では何人かと仲良くなって、ちょこちょこ話します。授業の形態は、大体がスクリーンを使って先生が説明するという形をとっています。日本と違い、ほぼすべての授業で、パソコンが必要になります。授業にもっていくわけではなく、宿題のために使うというのが主です。そして、一つの授業で、グループワークがあったのですが、グループによっては、話さない、課題すらもしないということもよくあるので、そうしたグループに入ってしまうと、大変かもしれません。テストは、一期に三回ほどあり、それらとは別に、もう一つ期末テストのような大きいテストが学期末にあります。大変そうに見えますが、難しすぎる授業をとらない限り、しっかり宿題をやっていればすんなり単位は取れます。なので、安心して自分の興味のある授業を受けてみるといいでしょう。

授業内容について

受講していた天文学の授業ついて、少し紹介します。授業の形式は、パワーポイントを使用した大講義で、好きな席に座り、教授の話を聞くというものです。授業内容は、 宇宙の始まり、ビッグバンについて。銀河や太陽系、星などがどのようにでき、どんなふうに消えていくのか。太陽の黒点がどのように生まれ、どのような動きをしているのか、また、ヘルツシュプルング・ラッセル図という恒星の絶対等級と有効温度を示している表を基に、星の分類ができるようになるなど、詳しいことも学びました。大まかにいえば、宇宙に関する現時点で分かっている事実、推測、宇宙科学の歴史、それに伴った科学者の歴史などを知り、理解していくという流れです。

これまでの留学生活の感想

いろんな出会いがあり過ぎて、ひとりひとり名前を覚えるのが大変でした。いつの間にか仲良くなって、いろんな考え方や、新しいことに出会いとてもたのしいです。日本人との出会いも大切なものです。大変なとき、母国語、母国人の大切さが身に沁みます。最後に言いたいことは、楽しんでればいつの間にかいろいろなことが変わっているので、留学するときは楽しんでほしいということだけです。


大学構内にある、ポップマーティン・スチューデントユニオンという建物。授業棟ではなく、学食や本屋などがある、憩いの場のようなところ。学生はスチューデントユニオンと呼んでいる。

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大学構内の紅葉。

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ニューヨークに出かけたときに撮影した、ブルクッリンブリッジの夜景。

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